撮影データ

絞り
8
シャッタースピード
1/250
カメラ
フォクトレンダーVITOIII
撮影日
2008年5月6日(火)
場所
茨城県笠間市佐白山つつじ公園
天候
メディア
フジカラーリアラASA100ネガ->フイルムスキャナーEPSON GT-X750

コメント

最後はかさま観光大使のつつじ娘さんです。会うなりいきなり「かっこいい」と言ってくれました。もちろん私のことなどではなく、残念ながらこの蛇腹のフォクトレンダー君に対しての讃辞でした。気さくないい娘です。

このレンズ(ウルトロン50/2)は晴天時は特にコントラストよく発色も派手です。試写 前に想像していたものとは大きく異なるものでした。もう少し古めかしいおだやかなものかと思いきや、何と力強い赤でしょう。なぜか片岡球子の富士山の絵を思い出しました。あの色に近いものを感じます。

いろいろ仕事柄撮りますが、かなり個性的というかアクの強いレンズです。人と違う表現がしたいという方、またはつつじ娘のような若い女の子に「かっこいい」といわれたいあなた、是非この蛇腹のプレミアムカメラVITOIIIを持ち歩いてみてください。きっと今までと違う未来が開けます。

また、今回の撮影で写真はシャッタースピードと絞りの組み合わせで如何様にも撮れることを再認識した次第です。露出計も持たず、勘に頼り撮りましたが、晴天でネガカラーということもあり失敗らしい失敗はありませんでした。1カットづつ状況を考えながらの楽しい一本でした。

このVITOIIIのような単機能型カメラで撮ると、まず出来上がりの絵を想像してシャッター速度と絞りを決めるので、機械まかせでなく人が主役です。ですから撮影中も、仕上がりを見る時もわくわくするのだと思います。創造の源は想像にあるということでしょうか?露出をプログラムモードで撮るのとは根本的に異なっております。やはり機械式のマニュアルカメラは良いものでした。